重要な排水設備の構造に組み込まれている排水栓

N.HARVEST

排水栓の構造と役割

排水栓は、シンク、洗面台、浴槽、排水口などに取り付けられている栓のことを指します。排水栓の構造と役割について以下に説明します。

排水栓の構造
一般的な排水栓の構造は次のようになります。
栓体(ストッパー)
排水栓を開閉する部分で、シンクや洗面台の穴に差し込まれる部分です。排水栓を差し込むことで排水口を塞ぎ、排水を止めることができます。
栓子(プラグ)
栓体の上部にあるボタン状の部品で、栓体を押し下げることで排水口を開閉します。栓子を押し下げると栓体が排水口に密着し、水が流れない状態になります。
チェーン
栓体と栓子をつなぐ紐状の部品で、栓体が排水口に落ちないようにする役割があります。

排水栓の役割:
排水栓の主な役割は、以下の通りです:
排水のコントロール
排水栓は排水口を開閉する役割を果たします。栓子を押し下げることで排水口を閉じ、栓子を引き上げることで排水口を開放します。このようにして、排水のタイミングや量をコントロールすることができます。
水の溜める
排水栓を閉じた状態では、シンクや洗面台に水をためることができます。洗い物をしたり、顔を洗ったりする際に水をためておくことができます。
異物の侵入防止
排水栓を閉じた状態で使用することで、排水管から異物やゴミが侵入するのを防止できます。食べ物のかすや髪の毛などが排水管に入り込むのを防ぐことができます。
排気の調節
浴槽や洗面台の排水栓には、オーバーフロー機能が備わっている場合があります。これにより、排水時に排水口からの排気を調節し、逆流や臭気の発生を防止します。

排水栓は日常生活でよく使われる部品であり、正しくメンテナンスすることでスムーズな排水を確保することができます。定期的な清掃や詰まりの解消に注意を払い、効果的に使いましょう。

よくある構造上の不具合について

排水栓にはいくつかの構造上の不具合が発生する可能性があります。以下によくある構造上の不具合とその問題点についていくつか挙げてみます。

栓子の動作不良
栓子がスムーズに動かない場合、栓体との接触が悪くなり、排水口を完全に開閉できなくなることがあります。これにより、水が十分に排水されずにシンクや洗面台が水浸しになるなどの問題が発生します。
栓体と排水口のシール不良
栓体が排水口にきちんと密着していない場合、水が漏れたり、異物が排水口から進入したりする可能性があります。
チェーンの切れやすさ
チェーンが脆弱で切れやすい場合、栓子が排水口に落ちてしまうことがあります。これにより、栓子を操作することが困難になります。
栓体の固定不良
栓体が適切に固定されていない場合、水の流れを正確に制御できなくなります。栓体が緩んできてしまったり、栓子が閉じた状態でパイプに接触せずに水が流れてしまうなどの問題が発生します。
オーバーフローの詰まり
浴槽や洗面台の排水栓には、オーバーフロー機能がある場合があります。このオーバーフロー口が詰まると、排水時に水が逆流して洗面台や浴槽に流れ込むことがあります。

これらの不具合が発生した場合は、早めに対処することが重要です。排水栓の不具合はスムーズな排水を妨げる原因になりますので、適切なメンテナンスや修理を行い、排水栓を正常な状態に戻すことが必要です。DIYで対処できる場合もありますが、難しい場合や専門的な修理が必要な場合は、プロの配管業者に相談することをおすすめします。



受付センター
copyright©2019 水道の修理隊(マリン水道グループ) all rights reserved.